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2010年8月13日に庚申山経由で日本百名山である皇海山に登ってきました(銀山平登山口)
このコースは前々から行きたかったコースで皇海山クラシックコースと呼ばれています
5日前には下見で庚申山に登りました
非常にハードなコースなので体調をしっかり整えて、皇海山クラシックコース縦走ピストンチャレンジです
皇海山の紹介
基本スペック
- 所在県:栃木県・群馬県
- 標高:2,144m
- 日本百名山第38座
深田久弥 百名山からの引用
皇海山は今なお静寂の中にある。東京からの見取り図では横背の長い山であったが、初めて近くから眺めた時、その横がつまって、颯爽と峰頭をもたげ、一気に下の沢まで落ちている姿は、思わず脱帽したいほどの気品をそなえていた
皇海山の前山の庚申山は馬琴の「南総里見八犬伝」の中にも出てくる。関東では有名な信仰の山であって、徳川時代には栄えたらしいが、その奥ノ院が皇海山だったという。
まず庚申山に登り、それから十ほど小さなピークを越えて鋸岳へ達する。ピークに一々名前のついているのは信仰登山の名残りである。鋸から一たん深く鞍部へ下って、それから皇海の頂上まで一途の登りになる。
頂上は木立に囲まれた静寂な小平地で、見晴らしは利かない。しかし庚申から皇海まで至る途中で、快晴に恵まれた私たちは素晴らしい山の展望を得た
皇海山 アクセス
利用した登山口
銀山平(庚申山登山口)
距離:28.3km
標準コースタイム:**時間**分
標高差:1,286m(最高標高2,119mー最低標高833m)※GPS
累積獲得標高:2,497m※GPS
【銀山平駐車場情報】
・駐車台数:20台
・駐車料金:無料
・トイレ:無し
国民宿舎かじか荘からさらに少し進むと小さな砂利の駐車場があります
停められる台数が少ないので、早めに行くことをお勧めします
また、カジカ荘までの道は落石が多いので注意が必要です

登山記録
2010年08月13日に登頂しました
皇海山 銀山平駐車場〜庚申山〜駒掛山〜薬師岳
いきなり庚申山山頂から望む皇海山の写真からとなりますが、
ここまでの道のりは約1週間ほど前の8月8日に下見していたので問題なく来れました
今日はここからが本番で、庚申山経由で皇海山を目指します
長丁場のため、写真も撮らずに一気に庚申山山頂へ到着です
庚申山から先のルートはあまり人が踏み入っていないようです
皇海山方面の案内板もかなり年季が入っています
しかし、ピンクの目印テープや踏み跡を落ち着いて辿っていけば問題なく進めました
新しいテープも巻いてありました
こうやって維持してくれる方がいるんですね。感謝です
ここからは尾根沿いを縦走していくので、いくつか山頂を踏んでいきます
まずは駒掛山です
皇海山の手前に鋸山があるので、OK
袈裟丸山方面かな?
あそこが鋸山の手前にある剣ノ山と思われます
とその前に薬師岳山頂を踏みます
皇海山 薬師岳〜剣ノ山〜鋸山
今日の目的地 皇海山が再び見えてきました
剣ノ山をこれから攻略に行きます
とその前に白山の山頂を踏んでいきます
剣ノ山はこのかなりな傾斜を登っていかなくてはいけません
土の斜面左側に一応ロープがありますね
あの斜面に取り付く前に一度垂直に降りなければならないようです
新しめの鎖を使って降りるのですが、自分の背丈以上の壁を降りるので結構怖いです
降りたしたから見るとこんな感じ
登ってきた斜面。
傾斜感が伝わりづらいですが、かなりキツかったです
なんとか剣ノ山に到着。
途中は怖かった記憶しかありません
急斜面&足場も確保しづらく、「登れるけど下れないな」とずっと思っていました
鋸山 山頂到着。
皇海山 鋸山〜皇海山 山頂
まずは鋸山山頂から景色を眺めながら休憩します
ここからは不動沢のコルを経て皇海山に登ります
皇海山まであと少し!(ようやく工程の半分ですが・・・)
苔もいい感じです。山深いですね
途中群馬側の分岐と合流します
最近は群馬からのルートがメジャーなんでしょうか
途中景色が見えたので1枚撮りました
皇海山の山頂は眺望が期待できないらしいので、見える時に撮っておきます
ラスト400m!
皇海山 山頂到着。本当に眺望は無いですね
でも達成感はGood!!
皇海山 皇海山山頂〜六班峠〜銀山平(下山)
帰り道も長丁場です
一度鋸山まで出てから、来たルートではなく六班峠という袈裟丸山方面に行きます
途中の分岐で庚申山荘方面に向かい、銀山平まで下山するルートをとります
再び鋸山 山頂に到着。
ここで来た道とは違うルート(六班峠)に向かいます
途中から背丈ほどの藪に襲われます
藪漕ぎが嫌いな自分にとってはこの区間拷問でした
途中あっているか不安になります
案内板を探しながら進んでいきます
ようやく庚申山荘の分岐を発見
この分岐を見逃すと、時間的にも遭難コースまっしぐらです。。。
途中沢を渡ったりしました
庚申山荘までの道がとにかく長く感じました
なんとか国民宿舎かじか荘まで辿り着いてFinishです
約11時間弱の長旅でした。お疲れさま!
おまけ
とにかくHeavyなコースでした。ゴールした直後はやり切ったという充実感と、
もう二度とこのコース行きたくないという気持ちがごちゃ混ぜになった
なんとも言えない気持ちで一杯でした
このコースを完走し続けられるだけの気力・体力を維持していきたいです
Sky Hiker
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